リストボックスの値リストに列見出しを表示する設定ColumnHeadsで見出しが設定できない理由（Excel VBA)

【本日のミッション】

リストボックスの値リストに列見出しを表示せよ。また、ColumnHeadsプロパティを使って列見出しが表示できない理由を解明せよ。

1 ミッションの概要
2 リストボックスの値リストに列見出しを表示する設定
3 ColumnHeadsプロパティ
4 ColumnHeadsプロパティを「True」にしているのに、列見出しが表示されない理由
5 【参考】

ミッションの概要

リストボックスの値リストに列見出しを表示せよ
ColumnHeadsプロパティを使っても列見出しが表示できない場合がある理由を解明せよ

というのが今回のミッションです。

RowSourceプロパティを使って複数列のセル範囲とリストボックスの値リストをリンク設定（Excel VBA)で作ったリストを元にご説明いたします。

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値リストの一番初めに列見出しが表示されます。

リストボックスの値リストに列見出しを表示する設定

この設定は、プロパティウィンドウで行う方法と、コードに記述する方法の2つがあります。

リストボックスのプロパティに設定

プロパティウィンドウ（表示されていない場合は、［F4］キーで表示できます。）で ColumnHeads を「True」にします。

ColumnHeads以外に、ColumnCount、ColumnWidths、RowSource もリストボックスのプロパティにあらかじめ設定しておきます。（参照：RowSourceプロパティを使って複数列のセル範囲とリストボックスの値リストをリンク設定（Excel VBA)）

ユーザーフォーム Initializeにコード記述

Private Sub UserForm_Initialize ～ End Sub 内に下記の通り、コードを追加します。赤字部が列見出しを表示する設定になります。

Private Sub UserForm_Initialize()
    With ListBox1
        .ColumnCount = 4                '表示列数
        .ColumnHeads = True             '見出し有
        .ColumnWidths = "40;45;40;40"   '列幅
        .RowSource = "サザエさん!A2:D9" '参照範囲
    End With
End Sub

ユーザーフォームの実行

このコード内にカーソルを置いたまま、［F5］キーをクリックする（ユーザーフォームの実行）と、列見出し付きの値リストが表示されます。

今回は、［閉じる］ボタンを付けていないため［×］ボタンでユーザーフォームを閉じます。

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ColumnHeadsプロパティ

リストボックスに列見出しを表示する・表示しないを設定します。

値	内容
True	列見出しを表示します。
False	列見出しを表示しません。（既定値）

今回は「True」としているので、列見出しは表示されます。

ListBox1.ColumnHeads = True

ColumnHeadsプロパティを「True」にしているのに、列見出しが表示されない理由

ColumnHeadsプロパティを「True」にしているのに、列見出しが表示されない場合があります。

それは、値リストをListプロパティやAddItemメソッドで作っている場合です。

ColumnHeadsプロパティの列見出しは、RowSourceプロパティで作った値リストでしか有効になりません。

RowSourceプロパティに指定したセル範囲の１行上のセル範囲が、見出しとして使用されます。

参考：RowSourceプロパティを使って複数列のセル範囲とリストボックスの値リストをリンク設定（Excel VBA)
参考：AddItemメソッドを使ってリストボックスの値リストを設定する（Excel VBA)
参考：リストボックスにListプロパティを使って配列に格納した複数列のセルデータを値リストとして設定（Excel VBA)

【参考】

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