目次
はじめに|「合ってるはずなのに」怒られた
最初に言っておきます。
この話、AIが間違っていたわけではありません。
むしろ、内容だけ見れば「正しい」回答でした。
それなのに・・・わたしは上司に、がっつり怒られました。
「で、それを なぜそう判断したか 説明できる?」
この一言で、頭が真っ白になった話です。
その仕事|判断が必要な場面だった
ある業務で、「どの方法を採用するか」を決める必要がありました。
-
期限はタイト
-
前例はあるが条件が少し違う
-
上司は忙しくて即答をもらえない
「こういう時こそAIだ!」と思い、ChatGPTに聞きました。
実際のやり取り①
利用者 → ChatGPT
この条件の場合、どの方法を選ぶのが妥当ですか?
ChatGPT → 利用者
この条件であれば、 A案を採用するのが妥当です。 理由としては、
・作業工数が最も少ない ・過去事例とも整合性がある ・リスクが限定的 以上の点から、A案が適切と考えられます。
「なるほど、ちゃんとしてる」
そう思って、ほぼそのまま進めました。
上司への報告|ここでズレが起きた
上司に報告。
「今回はA案で進めようと思います」
すると、上司が一言。
「理由は?」
とっさに出た言葉
自分の口から出たのは、
「Chat-GPTがそう言ってました」
・・・と・・・正直には言っていませんが、中身はほぼ同じでした。
「工数が少なくて、過去事例とも合っていて、リスクが低いので・・・」
すると上司が、
「それ、誰の判断?」
怒られたポイント|AIの答えそのものではなかった
上司は続けました。
「一般論としては合ってる。でも今回の条件、〇〇が違うよね?」 「その違いを踏まえて、どう考えたの?」
何も返せませんでした。
なぜなら――
自分で考えていなかったからです。
後から分かった「決定的なズレ」
AIの回答は、一般的には正しい。
でも、
-
会社の方針
-
上司の判断基準
-
現場特有の事情
は、AIは知らない。
本来そこを、
「Chat-GPTの意見を踏まえた上で、自分はこう判断しました」
と言うべきだったのに、AIの結論=自分の結論 になっていました。
実際に言われた一言
上司の最後の一言が、今でも心に残っています。
「AIは責任取らないからね。 最後に責任持つのは、君だから」
これ、本当にその通りでした。
その後にやったこと①|聞き方を変えた
次から、Chat-GPTへの聞き方を変えました。
以前
利用者 → Chat-GPT
どれが正解?
変更後
利用者→ Chat-GPT
自分はA案が良いと思っている。 ただし〇〇が気になっている。 この考え方の弱点を指摘して。
Chat-GPT → 利用者
あなたの考え方は妥当ですが、 〇〇の点については注意が必要です。 代替案としては――
AIは、判断者ではなく、検討相手にしました。
その後にやったこと②|説明できるかを最終チェックにした
上司に報告する前に、必ず自分に問いかけます。
-
なぜこの案なのか
-
他案を捨てた理由は何か
-
上司に突っ込まれたらどう答えるか
これを口に出して説明できないならNG。
AIがどれだけ賢くても、説明するのは自分です。
AIの「正しさ」は職場では弱い
仕事の現場では、
-
正しい
-
効率的
-
一般的
だけでは足りません。
そこに必ず、
-
文脈
-
責任
-
説明
が乗ります。
AIは「答え」は出せますが、「その場での責任ある判断」はできない。
ここを勘違いすると、今回のように普通に怒られます。
まとめ|AIを盾にすると、逆に詰む
この失敗から学んだことは、かなりシンプルです。
AIの回答は、
-
そのまま使うものではない
-
判断の「材料」にすぎない
-
最終決定は必ず人間
AIを使うほど、
「これは自分の判断です」と言える準備
が必要になります。
AIを信じたことが悪いのではありません。
AIに責任まで預けたことが、一番の失敗でした。
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