【本日のミッション】
Excel にて行と列(縦と横)のデータが増減する表に、増減しても参照先を変更しなくてもいい「名前の管理」を設定せよ!
下記表があって、項目A1、項目A2、項目A3のデータ部のみを名前の管理に設定したいんですけど・・・。
データが変動するたびに、修正しなくてよい設定にしておきたいのです。
データが増減しても、いちいち修正しなくていい設定にしておきたい!
ということで、
【大分類】
- 項目A1~項目A3の範囲(セルB3~D3):「大分類」
【小分類】
- B列のデータ部:「項目A1」
- C列のデータ部:「項目A2」
- D列のデータ部:「項目A3」
として、設定していきましょう!
[数式]-[定義された名前]-[名前の定義」をクリックします。
左上の[新規作成]ボタンをクリックし、下記の通り4種類入力します。
名前 | 参照範囲 |
大分類 | =OFFSET(Sheet6!$B$3,0,0,1,COUNTA(Sheet6!$3:$3)) |
項目A1 | =OFFSET(Sheet6!$B$4,0,0,COUNTA(Sheet6!$B:$B)-1,1) |
項目A2 | =OFFSET(Sheet6!$C$4,0,0,COUNTA(Sheet6!$C:$C)-1,1) |
項目A3 | =OFFSET(Sheet6!$D$4,0,0,COUNTA(Sheet6!$D:$D)-1,1) |
この「大分類」の数式の示すデータ範囲ですが
セル「①Sheet6!$B$3」から
「②0」行、「③0」列、移動したセルを基準に(今回の場合は移動しない)
「④1」行×「⑤COUNTA(Sheet6!$3:$3)」列
の範囲(今回であればセルB3~D3)ということになります。
「⑤COUNTA(Sheet6!$3:$3)」は3行目のデータの件数なので、「3」列になります。
注意しなくてはいけないのは、数式のCountで参照している行や列には関係の無いデータを入れてはいけないということです。関係のないデータの数もカウントしてしまい、結果がおかしくなります。また、リストに空白セルが含まれるのも結果がおかしくなる原因になるので、データ範囲は空白を含めず詰めておきましょう。
もう一ついってみましょう!「項目A1」の数式です。
セル「①Sheet6!$B$4」から
「②0」行、「③0」列、移動したセルを基準に(今回の場合は移動しない)
「④COUNTA(Sheet6!$B:$B)-1」行×「⑤1」列
の範囲(今回であればB4~B10)ということになります。
「④COUNTA(Sheet6!$B:$B)-1」で1マイナスにしているのは、セルB3の「項目A1」というデータのカウントを除外するためです。
参照範囲に、カウントしたくないデータが含まれる場合は、こんな感じで引き算で取り除きます。
これで、データがどれだけ増減しても都度数式の変更をしなくて済みますね(#^.^#)
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