目次
はじめに|「直してくれたのは分かる。でも、どこ?」
Excel VBAをCopilotと一緒に作っていると、ある瞬間にこう思うことがあります。
「えっと・・・これ、どこに貼り替えればいいんだっけ?」
Copilotは親切です。
かなりの確率で、修正部分だけ(差分)を出してくれます。
でも、初心者にとってはその親切が、逆に分かりにくい。
状況|CopilotとのVBA作業
ある程度長くなったExcel VBAコードを、Copilotと一緒に直していました。
-
処理はすでに動いている
-
でも一部だけロジックを変えたい
-
全体構造はまだ完全に理解できていない
「一部修正してくれれば助かる」
そう思って、Copilotに聞きました。
実際のやり取り①|修正依頼
利用者 → Copilot
このExcel VBAコードについて、 データ取得部分の処理を〇〇するように修正してください。 (ここで、やや長めのVBAコード全文を貼る)
Copilotの回答|差分コード
Copilot → 利用者
修正が必要なのは以下の部分です。
該当箇所を次のコードに差し替えてください。
' 修正後の処理
(修正箇所のみのVBAコード)
一見すると、ちゃんと直してくれているように見えます。
でも、次の瞬間・・・
正直な感想|「どこ・・・?」
頭の中がこうなりました。
-
えっと、これは
-
元コードのどこにあった処理?
-
For文の中?外?
-
If文は元々あった?なかった?
差分コードだけを見せられても、自分のコードのどこを消して、どこに貼るのかが分からない。
ありがちだけど危険な行動
この時、やりがちな行動があります。
-
それっぽい場所に貼る
-
動いたらOKにする
-
よく分からないまま進める
結果、
-
たまたま動く
-
でも後で壊れる
-
修正履歴が追えない
という、地味に一番危ない状態になります。
なぜCopilotは差分で出すのか
Copilot側の視点では、これはかなり理にかなっています。
-
全コードは長い
-
変更点だけ示した方が効率的
-
開発者向けの出し方
つまり、
「分かっている人向けの親切」
なのです。
でも、初心者には優しくない親切。
思い切って聞き直した
ここで、そのまま作業を続けるのをやめました。
そして、こう聞き直しました。
実際のやり取り②|全コード依頼
利用者→ Copilot
差分コードだとどこを差し替えればいいか分からないので、 修正後の 全コード差し替え用のVBAコード を作ってください。
Copilotの回答|少し時間がかかる
Copilot → 利用者
了解しました。 既存コード全体を反映した、 修正後の完全なコードを作成します。 ・ ・ ・ (少し待ち時間が発生) ・ ・ ・ (依頼した全文のVBAコード)
見た瞬間、こう思いました。
「あ、これならそのまま貼り替えられる」
差分 vs 全コード|初心者目線での違い
差分コードのメリット・デメリット
-
メリット
-
生成が速い
-
上級者には効率的
-
-
デメリット
-
どこを触るか分からない
-
元コード理解が前提
-
貼り間違いのリスク
-
全コード差し替えのメリット・デメリット
-
メリット
-
そのまま貼れる
-
構造を見直せる
-
ミスが減る
-
-
デメリット
-
生成に時間がかかる
-
毎回長文になる
-
学んだこと|「分からない」を前提に頼んでいい
この経験で分かりました。
Copilotは、
-
速さ重視
-
開発者視点
-
差分提示がデフォルト
だからこそ、
「初心者なので、全コードでください」
と、こちらが前提を伝える必要がある。
使い分けのコツ
私の中での結論は、こうです。
-
学習中・初心者
→ 全コード差し替えで依頼 -
内容が完全に理解できている
→ 差分コードでもOK
どちらが正しい、ではなく
今の自分に合う形を選ぶのが大事。
考察|時間はかかるけど、結局早い
全コードを出してもらうと、確かに待ち時間は増えます。
でも、
-
貼り間違えない
-
壊れにくい
-
内容を追いやすい
結果的に、
トータル時間は短くなる
ことが多いです。
まとめ|「差分で分からない」は悪くない
Copilotの差分コードが理解できなくても、それは能力不足ではありません。
単に、
-
情報の出し方が合っていない
-
今は全体像が必要な段階
というだけ。
だから遠慮せず、
「全コード差し替え分をください」
と頼む。
それだけで、Copilotはちゃんと別の顔を見せてくれます。
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