【本日のミッション】
エクセル ピボットテーブルのフィルターリストに、アルファベットが大文字・小文字で区別されない現象を解決せよ。
ミッションの概要
エクセル ピボットテーブルのフィルターリストに、アルファベットが大文字・小文字で区別されない現象を解決せよ、というのが今回のミッションです。
エクセルのピボットテーブルって、アルファベットの大文字と小文字を区別してくれないんですって！
アルファベットの大文字と小文字が混在しているデータを元に、ピボットテーブルを作ってみると・・・。
大文字も小文字も一緒に集計されているじゃないですか！！
エクセルのピボットテーブルが、アルファベットの大文字と小文字を区別しない という話は本当のようです。
ピボットテーブルで大文字と小文字を区別する方法
エクセルのピボットテーブルに、大文字と小文字を区別する機能が無いということでしたら仕方ないですね。
大文字・小文字を区別する別フィールドを一つ作りましょう。
セルＡ2に下記数式を入力し、下までコピーします。（関数の説明は下記をご参照ください。）これを「大小文字」フィールドとします。
=IF(EXACT(B2,UPPER(B2)),"大文字","小文字")
B列「大区分」が大文字の時は「大文字」、小文字の時は「小文字」の文字が入ります。
このデータを使って、ピボットテーブルを作ります。
新しく作った「大小文字」フィールドを、「大区分」フィールドの右側に挿入します。
いかがでしょうか。それぞれのアルファベットの大文字と小文字が別々に集計されましたね。
UPPER 関数
文字列を大文字に変換します。
UPPER(文字列)
| 引数名 | 説明 | 省略 |
| 文字列 | 大文字に変換する文字列を指定します。 | × |
今回はセルB2の文字列を大文字に変換しています。
UPPER(B2)
EXACT 関数
2 つの文字列を比較して、完全に一致する場合は「 TRUE」を、そうでない場合は「FALSE」を返します。 比較する文字列の大文字と小文字は区別されます。
EXACT(文字列1, 文字列2)
| 引数名 | 説明 | 省略 |
| 文字列1 | 一方の文字列を指定します。 | × |
| 文字列2 | もう一方の文字列を指定します。 | × |
今回は、セルB2の文字列と、セルB2の文字列を大文字にしたものが完全一致するかを判定しています。大文字にしたものと一致する場合は「大文字」を、そうでない場合は「小文字」を返すようにしています。
=IF(EXACT(B2,UPPER(B2)),"大文字","小文字")
混在する大文字・小文字の謎
ピボットテーブルを見ると大文字と小文字が混在しているのが不思議でした。
大文字・小文字どちらかに統一してくれたら、見ているほうもすっきりするのに・・・。
どうやら、元データで初めに登場する文字列がピボットテーブルに使用されるようです。
参照
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