コンボボックス 複数列ある値リストから表示されていない列のデータを取得する方法1(Excel VBA)

【本日のミッション】

コンボボックスに設定した複数列の値リストから、表示されていない列のデータを取得せよ。

ミッションの概要

コンボボックスに設定した複数列の値リストから、表示されていない列のデータを取得せよ、というのが今回のミッションです。

今回はValueプロパティを使用して取得しますが、Listプロパティを使用して取得する場合はこちらをご参照ください。→コンボボックス 複数列ある値リストから表示されていない列のデータを取得する方法2(Excel VBA)

コンボボックスにListプロパティを使って配列に格納した複数列のセルデータを値リストとして設定(Excel VBA) で作成したコンボボックスを利用します。

複数列のデータを、コンボボックスの値リストとして設定しています。


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TextColumnプロパティを「2」と設定しているため、値を選択すると2列目が表示されます。

ComboBox1.TextColumn = 2


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Textプロパティで値を取得すると、コンボボックスに表示されている2列目のデータが取得されます。(参照:複数列の値リストからコンボボックスに表示する列・Textプロパティで値を取得する列を設定(Excel VBA)

今回のミッションは、コンボボックスに表示されていない列のデータを取得することです。

Valueプロパティで値を取得する列を設定

TextColumnプロパティに設定した列の値は、Textプロパティで取得することができます。(参照:複数列の値リストからコンボボックスに表示する列・Textプロパティで値を取得する列を設定(Excel VBA)

コンボボックスから値を取得するプロパティは、他にもあります。

BoundColumnプロパティに設定した列の値は、Valueプロパティで取得することができます。

これらを併用することで、コンボボックスに表示する値と、データ取得する値を別々にすることが可能になります。

この設定は、プロパティウィンドウで行う方法と、コードに記述する方法の2つがあります。

コンボボックスのプロパティに設定

プロパティウィンドウ(表示されていない場合は、[F4]キーで表示できます。)で BoundColumn 「1」と入力します。

ユーザーフォーム Initializeにコード記述

上記プロパティウィンドウに設定していなくても、画面表示される時に設定することができます。

コードウィンドウを表示します。(フォームが表示されている場合は、[F7]キーで表示できます。)

コンボボックスにListプロパティを使って配列に格納した複数列のセルデータを値リストとして設定(Excel VBA)で作成した「UserForm_Initialize」に赤字部分を追加します。

Private Sub UserForm_Initialize()
    Dim ary_d 'リストに設定するデータ用配列
    ary_d = Worksheets("サザエさん").Range("A2:D9")
    With ComboBox1
        .ColumnCount = 4               '表示列数
        .TextColumn = 2                'Textプロパティで取得する値の列
        .BoundColumn = 1               'Valueプロパティで取得する値の列
        .ColumnWidths = "30;35;30;35"  '列幅
        .List = ary_d                  '参照範囲
    End With
End Sub

「配列」参照:セル範囲を一気に変数(配列)に入れる ~バリアント型(Variant)変数を配列として使用する~(Excel VBA)

ユーザーフォームにコマンドボタンを追加する

ユーザーフォームを表示させる

画面左のプロジェクトエクスプローラーから、ユーザーフォームをダブルクリックして表示させます。

ツールボックスを表示させる

ツールボックスを、下記方法で表示させます。

ツールボックスを表示する方法1

[表示]-[ツールボックス]

ツールボックスを表示する方法2

標準ツールバーの[ツールボックス]ボタンをクリックします。

標準ツールバーが表示されていない場合は、[表示]-[ツールバー]-[標準]で表示されます。

ユーザーフォームにコマンドボタンを配置する

ツールボックスから「コマンドボタン」をクリックします。

コンボボックスの下にコマンドボタンを作成します。
コンボボックス・コマンドボタンの位置は、程よく調整します。

左のプロパティウインドウで確認すると、コマンドボタンのオブジェクト名が「CommandButton1」ということが確認できます。

この「CommandButton1」というオブジェクト名を「IDを取得」、Captionも「IDを取得」に変更します。Captionを変更することで、ボタンの表示名が「CommandButton1」から「IDを取得」に変更されます。

コンボボックスに表示された値を取得するコードを、コマンドボタンに設定

[IDを取得]ボタンをダブルクリックすると、コードウィンドウが表示され、下記コードが追加されています。

「Private Sub 〇〇〇_Click()」に書いた処理は、〇〇〇をクリックした時に行われます。

Private Sub IDを取得_Click()

End Sub

ここに[IDを取得]ボタンをクリックした時の動作を追加します。

  • データが選択されていない場合のダイアログ表示
  • 「ComboBox1」のBoundColumnに設定されている列のデータを取得してダイアログ表示
Private Sub IDを取得_Click()
    If IsNull(ComboBox1.Value) Then
        MsgBox "データが選択されていません。"
    Else
        MsgBox ComboBox1.Value
    End If
End Sub
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ユーザーフォームを表示して動作を確認

このコード内にカーソルを置いたまま、[F5]キーをクリックすると(ユーザーフォームの実行)ユーザーフォームが表示されます。

配列に入れるデータの参照先にシート名が含まれていないと、アクティブになっているシートのセルデータが使用されるので注意が必要です。シート名を参照先に含めていない場合は、参照データのシートをアクティブにしてからマクロを実行してください。

ary_d = Worksheets("サザエさん").Range("A2:D9")

メイン画面が表示されます。

コンボボックスの値リストから項目を選択すると、TextColumnプロパティで指定した列の値が表示されます。

[IDを取得]ボタンをクリックすると、BoundColumnプロパティで指定した列の値がValueプロパティで取得され表示されます。

今回は、[閉じる]ボタンを付けていないため[×]ボタンでユーザーフォームを閉じます。

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BoundColumnプロパティ

Valueプロパティで値取得される列

Valueプロパティで値取得される列になります。規定値は1列目です。

「ComboBox1」には、TextColumnプロパティで設定している、2列目「名前」の「マスオ」が入ります。

コンボボックスに表示されていない列に取得したい値がある場合は、BoundColumnプロパティで列指定しておきます。

ComboBox1.BoundColumn = 1

BoundColumnプロパティで指定した列のデータは、Valueプロパティで取得することができます。

Private Sub IDを取得_Click()
    If IsNull(ComboBox1.Value) Then
        MsgBox "データが選択されていません。"
    Else
        MsgBox ComboBox1.Value
    End if
End Sub

ValueプロパティとTextプロパティの違い

上記で説明した通り、

  • ValueプロパティではBoundColumnプロパティで指定した列の値
  • TextプロパティではTextColumnプロパティで指定した列の値

を取得する違いがあります。

また、何も選択していない空欄時の結果が違います。

Textプロパティは、何も選択されていない状態のときは空欄「””」を返します。

Valueプロパティでは下記エラーが表示されてしまいます。

実行時エラー '94':
Nullの使い方が不正です。

下記コードで、エラー回避をする必要があります。

If IsNull(ComboBox1.Value) Then
    MsgBox "データが選択されていません。"
Else
    MsgBox ComboBox1.Value
End if

【参考】

VBA(マクロ)作成の前、リボンに開発タブを表示させる(Excel VBA)
ユーザーフォームの作成方法 準備(Excel VBA)
ユーザーフォームのオブジェクトの名前を「UserForm1」から変更する方法(Excel VBA)
ユーザーフォームの上のバー(タイトルバー)の名前を「UserForm1」から変更する(Excel VBA)
ユーザーフォームのオブジェクトウィンドウとコードウィンドウを表示切替させる方法(Excel VBA)
「オブジェクト名が不正です」を出さないようにユーザーフォームオブジェクト名を命名規則に従って変更(Excel VBA)
エクセルファイルが開いた時にユーザーフォームを表示させる方法(Excel VBA)
エクセル フォームのラベルのテキストを縦書きにする方法(Excel VBA)
AddItemメソッドを使ってコンボボックスの値リストを設定する(Excel VBA)
RowSourceプロパティを使ってセル範囲とコンボボックスの値リストをリンク設定させる(Excel VBA)
RowSourceプロパティでリンク設定したコンボボックス値リストにデータを追加・削除する(Excel VBA)
コンボボックスにListプロパティを使って 配列に格納したセルデータを値リストとして設定する(Excel VBA)
既存のコンボボックスの値リストにAddItemメソッドでデータを追加する(Excel VBA)
既存のコンボボックスの値リストのデータを、Clearメソッドで全て削除して初期化する(Excel VBA)
既存のコンボボックスの値リストの項目を1件 RemoveItemメソッドで削除する(Excel VBA)
選択する項目の文字数に応じてコンボボックスのサイズ(幅・高さ)を自動変更する(Excel VBA)
コンボボックス 値リストに設定した項目以外は入力できないようにする(Excel VBA)
コンボボックス 値リストに設定した項目以外も入力できるようにする(Excel VBA)
コンボボックス プルダウンを開いた時の値リストの最大表示件数を指定する(Excel VBA)
コンボボックス ドロップダウンのポチってするところ(ドロップボタンスタイル)を▼から変更する(Excel VBA)
コンボボックス リストの中から初期値を設定するListIndexプロパティ(Excel VBA)
コンボボックスの値リストに設定された項目の件数を取得する(Excel VBA)
RowSourceプロパティを使って、複数列のセル範囲とコンボボックスの値リストをリンク設定(Excel VBA)
コンボボックスにListプロパティを使って配列に格納した複数列のセルデータを値リストとして設定(Excel VBA)
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